グラウンドに避難する春江小学校の児童たち=9月4日午前9時半ごろ、福井県坂井市春江町境

 福井県で9月4日、最大震度5弱を観測した地震で、坂井市や福井市などの小中学校では、児童生徒が机の下に隠れて安全を確保し、一部の学校はグラウンドに一時避難した。揺れの大きかった坂井市は全24小中学校でけが人がないことを確認。小学校は教員が付き添って集団下校し、中学校は部活動を中止して教員が各所で見守る中、複数人ずつのグループで帰宅した。福井市教委によると、市内の小中学校では、机の下に隠れようとした際に頭を打つなどした児童生徒もいた。

 震度5弱を記録した坂井市春江町随応寺からほど近い春江小では、児童は机の下に身を隠し、揺れが収まった午前9時15分ごろ、グラウンドへの避難を開始。熱中症にならないよう帽子をかぶり、水筒を持って整然と移動した。

 5分ほどで避難を完了し、児童約550人の無事を確認した後、木陰で余震に備えた。「立てないほどではなかったけれど、めちゃくちゃ揺れた」と4年女子。小林幸太郎校長は「訓練通りに避難できた」とけが人が出なかったことにほっとした様子だった。

 福井市湊小では地震発生直後、1時間目の授業を受けていた全校児童約300人が教員の指示でグラウンドに避難。揺れが収まったのを確認してから20分後に授業に戻った。渡辺裕美校長は「びっくりして不安な子もいたと思う」と話した。

 坂井市の小学校は集団下校の措置をとった。春江東小は午後2時10分ごろ、児童を体育館に集め、教員が「ブロック塀や看板が倒れる恐れもある」「帰宅後は遊びに行かないこと」と注意して児童を送り出した。