チャレンジショップ棟の完成イメージ(福井県おおい町提供)

 福井県おおい町が「うみんぴあ大飯」(同町成海)の町有地で計画中の複合商業施設を、2022年3月ごろにオープンさせることがまとまった。新規起業者が入る創業支援施設のチャレンジショップ棟と、町商工会と一般事業者が入るテナント棟で構成。町が発表した本年度一般会計の9月補正予算案に、初めて建設費を計上した。

 町の玄関口であるうみんぴあエリアに、にぎわい創出と産業発展のための商工観光拠点を造ろうと、2017年から計画してきた。両棟を整備するのは関西電力エネルギーPR施設「エルガイアおおい」の東側。チャレンジショップ棟は町が建設主体。道の駅などの誘客施設が集中するエリアに整備することで、創業希望者に割安な家賃で入居してもらい、事業展開を支援する。

 鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約1300平方メートル。小売・サービス業、飲食業など起業者の4店舗程度が入るエリア、雨天時もイベントができる多目的スペース「アトリウム」(432平方メートル)と飲食店スペースがあるにぎわい創出エリア、起業を考える人が集うシェアオフィス、コワーキングスペースも設ける。

 総工費は約12億円。9月補正予算案では、総工費のうち3億4889万円を含む事業費3億8166万円を増額。このうち国から約3億2800万円の補助を受ける。

 テナント棟は町商工会が建設主体。同じく鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約千平方メートル。現在本郷にある商工会館が老朽化しており、完成後に移転する。5店舗程度が入るテナントスペースも設ける。総工費は約4億7千万円で、町から約3億6千万円の補助を受ける。町の9月補正予算案に補助金9940万円を計上した。

 ともに建物の上に、白いブロック状の構造物が山のように盛り上がって配置され、「遠くから見ると雲が浮かんでいるようなイメージ」(町しごと創生室)という。

 当初は2021年4月開業を目指していたが、2棟を同時に整備するため設計業務の調整に時間が掛かり、さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響も受けた。両棟とも11月着工、来年中の完成を目指す。

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