福井県が確認したカラオケ喫茶関連の感染者数(7月以降)

 福井県は8月29日、新たに福井市と鯖江市の70代男女5人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも県内のカラオケ喫茶の利用客やその濃厚接触者。さらに、これまで感染経路が不明だった感染者7人も関連が判明し、カラオケ喫茶関連の感染者は40人(重複を除く)に増えた。7月以降に感染が判明した89人の4割超を占め、カラオケ喫茶での感染拡大が鮮明となった。

 経営者や利用客のクラスター(感染者集団)が発生した福井市の「カサブランカ」では、利用していた福井市の70代無職男女2人が新たに感染。感染経路不明だった感染者2人の利用も明らかになり、同店関係の感染者は24人となった。

 同じくクラスターが発生した越前町の「ニューフレンド」では、利用客の濃厚接触者となった福井市の70代無職男性の感染が判明した。感染経路不明だった感染者のうち1人が利用客、3人が利用客の家族や親族だったことも分かり、同店関係の感染者は13人となった。

 このほか、新たに感染が判明した福井市と鯖江市の70代無職男性2人は福井・丹南地域の別のカラオケ喫茶を利用していた。うち福井市の男性は、28日に感染が発表された福井市の男性の濃厚接触者で、23日に同じ店を利用していた。

 28日のPCR、抗原検査は274件で過去最多。このうちカラオケ喫茶関連は利用客が39人、接触者179人の計218人と大半を占めた。

 直近1週間当たりの新規感染者数は50人となり、「特別警報」発令に向けた基準の一つの目安に達した。窪田裕行県健康福祉部長は会見で「多くの感染者がカラオケ喫茶関係で、休業要請や従業員へのPCR検査など対策を進めている」とし、現時点での特別警報への引き上げはしないとの認識を示した。

 新たに感染が判明した5人は軽症。入院中の1人が重症となった。感染者は累計で211人。

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