アルコール入りのスプレーで消毒後、ろうそくに近づき浴衣の袖に引火した実験の様子(NITE提供)

 アルコール消毒後に花火で遊ぶ時は気を付けて―。製品評価技術基盤機構(NITE)は8月27日、新型コロナウイルスの感染予防で手指を消毒した直後は、簡単に衣服に引火するケースがあることが実験で明らかになったとして、「やけどを負う恐れがある」と注意を呼び掛けた。

 実験では、浴衣を着た状態で手指をアルコール入りのスプレーで消毒し、花火に火を付けるためろうそくに近づくと、数十センチ離れていても1秒ほどで袖に引火した。袖付近に気化したアルコール成分が残っていたのが原因とみられる。

 NITEはまた、キャンプ用品に関する事故も2015年度から5年間で183件発生し、そのうち死亡事故は7件だったと発表。原因はカートリッジこんろやガスバーナーが多かった。新型コロナの影響で屋外活動が人気となっていることから「換気が悪く、周囲に可燃物がある空間でこうした機器の使用は控えて」としている。

 NITEによると、17年8月、愛知県の10代の少年がカセットこんろをれんがで囲って使用した際、ボンベが過熱されて破裂し軽傷を負った。15年12月には群馬県の男性が物置小屋で携帯発電機を使い、排ガスに含まれる一酸化炭素(CO)を吸い込み死亡した。