福井市内の小中学生が作った折り鶴約34万羽が一列につながった「想い鶴」=8月23日、福井市春山小学校

 新型コロナウイルス感染症の対応に当たる医療従事者に感謝を伝えようと、福井県福井市の小中学生らが1カ月かけて作った折り鶴が8月23日、福井市春山小学校体育館で一列につながった。集まった折り鶴はギネス記録を上回る約34万羽に上り、発案した明道中学校生徒会は「こんなに集まるとは思っていなかった。医療従事者の皆さんへのエールが届くと思う」と感激していた。

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 コロナ禍で自分たちができることをしようと発案した。PTAと実行委員会をつくり「想(おも)い鶴」と名付けた。市PTA連合会を通じて加盟校などに呼び掛け、市内のほとんどの小中学校が参加した。

 各校とも当初の想定の倍以上を体育館に持ち込み、「コロナと戦ってくれてありがとうございます」「お体に気を付けて」と、医療従事者宛てにつづったメッセージを合わせて持ち込んだ学校もあった。23日午後5時ごろ、明道中生徒会執行部が最後の1羽をつなぎ、計34万3149羽が一列につながった。

 約1万6千羽を持ち込んだ成和中学校の生徒会長は「たくさんの鶴とみんなの気持ちがつながり感動した」、明道中の生徒会長は「学校行事や大会の中止で出せなかったエネルギーを出してくれたんだと思う。福井の底力を実感した」と話していた。

 折り鶴と合わせて呼び掛けた募金は、福井市医師会を通じて医療機関に贈る。ギネス記録は約33万羽だが、認定に多額の費用がかかるため申請しない。

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