元駐車場スペースに建設が進められている発熱外来用の簡易診察室=8月20日、福井県小浜市の公立小浜病院

 新型コロナウイルスの感染第2波に備え小浜市の公立小浜病院は、PCR検査機器を導入し、加えて感染疑いのある患者と一般患者を分けて診療する発熱外来を整備する。検査数に限りがあり、緊急手術が必要な患者や院内感染防止のためなど、緊急性の高い症例、事案で検査を実施する。9月中の運用開始を目指している。

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 同病院では、PCR検査に必要な検体の採取しかできず、検査は福井市内にある県の機関で実施。感染の有無の判明が、検体採取の翌日になることもあった。そのため、緊急手術が必要な患者の場合でも、検査結果が出るまで手術を待たなければならなかった。

 検査機器は同時に最大8人分を検査でき、結果判明まで1、2時間かかる。主に緊急手術が必要な患者や、院内感染防止のために必要な場合、患者に接触する看護師ら職員の検査などに使う方針。新型コロナの軽症者、無症状者の疑いがある患者の検体は、これまで通り、福井市の機関で検査する。

 発熱外来は、病院敷地内東側の元駐車場スペースに整備する。平屋のプレハブ施設(約70平方メートル)に診察室2部屋のほか待合室、受け付け、トイレを備える。待合室が混雑する場合は、自家用車内などで待機してもらう。

 同病院組合は、PCR検査機器導入費、発熱外来整備費を含むコロナ対策費約4500万円を専決処分し、18日に開かれた組合議会で承認された。県が国の支援事業を活用し、全額を補助する。

 市立敦賀病院も今秋、PCR検査機器の導入を予定している。

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