新型コロナウイルス感染拡大防止のため今季の開業が見送りとなった今庄365スキー場=8月17日、福井県南越前町板取

 福井県南越前町は8月21日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今庄365スキー場を今季は開業しないことを決めた。開業を見送るのは1990年の営業開始以来初めてとなる。

 この日開かれた町議会全員協議会で、岩倉光弘町長が今季の開業見送りについて説明した。理由として▽同スキー場利用客の7割が関西圏からの客で占められている▽全国的に感染者数が増加傾向にあり収束の見通しが立たない―ことを挙げた。

 来季以降について岩倉町長は「簡単に営業をやめるという判断はできない。町議会の意見を聞き、あらためて開業の是非を判断したい」と話している。

 同スキー場を巡っては、民間企業の指定管理者が近年の暖冬による利用客減などを理由に、昨年度末に撤退。いったん町が運営を引き継ぎ、7月からは町公共施設管理公社が指定管理を行っている。

 南越前町議会は6月、スキー場の運営を考える検討会を設け、メンバーの議員が今後について話し合ってきた。医師やスキー場経営者ら専門家からも意見を聞いた上で、7月に「今季は開業を見送るべき」との考えを岩倉町長に報告した。

 福井県内のスキー場では、勝山市のスキージャム勝山、大野市の和泉スキー場、九頭竜スキー場、六呂師高原スキーパークは今のところ例年通り営業を行う予定。池田町は同町の新保ファミリースキー場の今季の運営について「未定」とした。

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