甘酸っぱい匂いが漂う中、次々と作られるすこ=8月21日、福井県大野市稲郷

 シャキシャキした食感と甘酸っぱい香りが食欲をそそる福井県大野市の特産「すこ」の製造が、同市稲郷の「上庄農産加工」で最盛期を迎えている。

 すこはサトイモの一種「八ツ頭」の芋茎(ずいき)の酢漬け。同社は、細くて赤みが強い上庄地区の芋茎を主に使っている。

 長いもので約1メートルある芋茎を、汚れや傷みがないか確認して水洗いする。約3センチに切断し、脱水、から煎りを経て砂糖と酢で味付け。1週間ほど寝かせてじっくり味を染みこませて完成させる。21日は従業員12人が約200キロを手際よく加工していた。9月中旬まで製造し、例年並みの約3トンを県内のスーパーなどに出荷する。

 「今年は雨が多く、芋茎がよく伸びている。甘酸っぱいすこは、夏ばてで食欲のないときにお勧め」と上田瑠衣取締役(34)。細かく刻んでちらしずしにしてもおいしいという。

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