特別定額給付金の未申請世帯に対し福井県内の各市町は、申請を促すため個別に通知を重ね、直接訪問した市町もあった。ただ登録された住所に居住実態のない世帯も多く、各市町とも対応に苦慮した。

⇒10万円福井県内950世帯申請せず

 受け付け開始から1カ月後の6月に未申請世帯に通知し、7月からは戸別訪問を行ったあわら市は「半数以上が所在不明だった」。同様に戸別訪問した勝山市も「独り暮らしの高齢者で、施設に入所したのか連絡の取りようがなかった」とした。

 福井大学と県立大学のキャンパスがあり学生が多い永平寺町のように、住所は町内のアパートにあるが県外の実家に帰っている学生がいて、県外に書類を送ったケースもあった。

 申請はマイナンバーカードを使ったオンラインと郵送で受け付けたが、国が作ったオンラインの入力フォームはミスを防ぐ設計になっていない上、何度でも申請でき「半数に何らかの不備があった」(福井市)。各市町は住民基本台帳との照合や申請内容の不備の確認に時間を取られた。

 また「給付の早さを自治体間で競う形になってしまい苦しかった」との恨み節も聞かれた。

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