写真の上は、ウエルシアに譲渡される「みつわ四ツ居店」=福井県福井市北四ツ居1丁目。写真の下は、業界大手のドラックストア「ウエルシア」の今春オープンした船橋藤原店=千葉県船橋市(ウエルシアホールディングス提供)

 ホームセンターみつわ(本部福井県福井市川合鷲塚町、山本丈雄社長)は8月18日、ドラッグストア最大手級のウエルシアホールディングス(本社東京都)と資本業務提携に合意したことを明らかにした。みつわが実施する第三者割当増資をウエルシアが引き受け、福井、鯖江、敦賀市のみつわ3店舗を12月1日に譲渡する予定。ウエルシアが商品供給のノウハウに関してホームセンターと業務提携するのは初めて。

 みつわは創業44年を誇る福井県内ホームセンターの老舗。提携では県内8店舗のうち四ツ居店(福井市)、鯖江店、敦賀店をウエルシア子会社のウエルシア薬局に譲渡する。増資と店舗譲渡で得る資金を使い、丸岡店(坂井市)、武生店(越前市)、九頭龍店(大野市)を年明けから改装する。

 薬剤やコスメ、消耗品などの販売を強化し、ホームセンターとドラッグストア双方の強みを生かした店舗運営を目指す。商品力、調達力の効率化やスピード化が期待され、調剤薬局の併設も視野に新業態の構築を模索する方針。

 イオングループのウエルシアは7月末現在、2137店のドラッグストアを全国で展開。北陸3県では福井県だけが未出店エリアで、みつわとの提携を足がかりに早期に店舗網を拡充させ、福井での認知度を高めたい考え。

 みつわから譲り受ける3店舗は、建て替えるなどしてドラッグストアをオープンする予定。みつわのノウハウを生かし、ホームセンター商材の導入などを実施する。

 ウエルシアの出資比率はみつわの発行済み株式の14・5%。10月に契約し、12月1日に手続きを完了する予定。取得価格は公表していない。両社とも8月18日の取締役会で合意書の締結を決議した。

 みつわによると、ホームセンターの2020年3月期売上高は約54億円。山本社長は「大手の運営ノウハウや効率的な物流システムを取り入れることで、従業員は今まで以上にお客さまに向き合うことができるようになる」と話している。

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