ビルの壁面に映し出された映画を家族連れらが楽しんだ野外上映会=2019年10月5日夜、福井市中央公園

 客席は公園の芝生、スクリーンはビルの壁という公共空間を使った野外映画上映会「どまんなかシネマ」が8月29日夜、福井県の福井市中央公園で開かれる。新型コロナ禍で多くのイベントが中止となった中、企画団体は「『3密』を避けた屋外空間で、子どもたちに夏の思い出をつくってもらいたい」としている。

 県内の公務員や会社員、学生ら有志でつくる団体「公共空間利活用実行委員会」が昨年に続いて企画。主催団体は、市民グループ「ふくいまちなかムービープロジェクト」が担う。

 スクリーンは、公園から道路を挟んだホテルフジタ福井の壁面を活用。投映サイズは750インチ以上となる見込みで、野外上映会としても全国最大級になるという。公園内の客席スペースは感染対策として、間隔を2メートルずつ空けて白線で描いた直径2メートル超の円内に、一組ずつ分かれて入ってもらう。

 午後7時開始。2019年のムービーハッカソンで製作された福井市出身の俳優津田寛治さん監督の映画「だまし舟」、家族で楽しめる冒険映画「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」の2本を上映する。

 実行委の前田健児共同代表は、福井新聞のプロジェクト「ふくい×AI 未来の幸せアクションリサーチ」のワークショップメンバーの一人。福井県在住・出身者から寄せられた「幸せ」の分類のうち▽文化▽自然▽時間の使い方-を高めるアクションとして今回の企画を始めた。「今年は特に子どもの思い出づくりのために何かしたいと思った。子どもたちが笑顔になれば、福井の未来が笑顔になるはず」と話している。

 問い合わせは実行委=メールpuec291@gmail.com

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