歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとしているのに一時停止しないドライバーが、福井県内では約9割に上ることが日本自動車連盟(JAF)の調査で分かった。横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、一時停止することが道交法で定められており、福井県警は「停止しないと違反になる」と注意を呼び掛けている。

 JAFの昨年の調査によると、一時停止しないドライバーの割合の全国平均は82.6%で、福井県は89.6%だった。長野県が31.4%で最も低く、96.6%の三重県がワーストだった。

 福井県警交通企画課によると、昨年、歩行者妨害で1941件を摘発した。今年は6月30日時点で1975件と、既に昨年1年間の件数を上回っている。昨年、信号機のない横断歩道では2件の死亡事故が発生した。ともに前方不注意が原因で、犠牲者はどちらも高齢者だった。

 同課は「横断歩道に近づいたら安全に停止できるよう減速し、歩行者が渡ろうとしている場合は必ず停車してほしい」と話している。取り締まりや啓発を通し「歩行者ファースト」の意識を浸透させたいとしている。

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