「ビザなし交流」で北方領土の国後島へ出発する日本側訪問団の人たち=2019年5月、北海道・根室港

 北方領土へのビザなし訪問の三つある枠組みのうち、4島のロシア人と日本人が相互理解を深めるために行われている「交流事業」の今年の日程が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全て中止となったことが14日、日本側事務局への取材で分かった。1992年の開始以降、全面的な中止は初めて。

 北方四島交流北海道推進委員会などによると、交流事業は5〜9月に4島への訪問が9回計画されていたが、参加者の感染リスクが拭えないことなどから中止を判断。推進委員会の担当者は「元島民らのことを思うと大変心苦しい。来年は実施できるよう調整を進める」と話した。

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