昔ながらの手作業で次々と作られ、涼感たっぷりのアイスキャンディー=8月12日、福井県福井市勝見3丁目の餅の田中屋

 連日の猛暑の中、福井県福井市勝見3丁目の老舗餅店「餅の田中屋」では、アイスキャンディーの製造が最盛期を迎えている。懐かしさの漂うカラフルな氷菓子が、ひんやりとした涼感を与えてくれる。

 同店の夏の代名詞であるアイスキャンディー。戦後間もない1948年に製造を始めて以来、材料や製法はほとんど変えていない。涼やかで素朴な味わいは、思い出の味として世代を超えて親しまれている。

 代々使っているというブリキ製の型に原液を流し込み、氷点下20度の不凍液で凍らせる。出来上がったアイスは一つ一つ手作業で抜き出していく。味はミルク、あずき、レモンなどの5種類。夏本番を迎え、現在は1日に千本近くを作っている。

 6代目店主(34)は「お盆期間も自粛が続くと思うので、おうちで懐かしい味を楽しんでほしい」と話していた。

関連記事