夏場の需要が高く、製造が最盛期を迎えている「味付たら」=8月12日、福井県坂井市三国町加戸の早崎商店

 夏場に人気で、絶妙な塩加減が食欲をかき立てる福井県坂井市三国町地域の名物「味付たら」の製造が、同町加戸の早崎商店で最盛期に入っている。

 塩漬けされた北海道産のスケトウダラを水に浸し、塩出しをして乾燥。手作業で骨を取り除き、細断して袋に詰める。夏場の多い日で3500袋を製造する。12日も独特の風味が漂う工場内で、従業員が手際よく作業に当たっていた。

 茶漬けやビールのお供として親しまれ55年余り。シンプルな自然の味を大切にする。熱中症対策にも効果があるという。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、お盆の帰省を控える動きが広がっている。早崎大司郎専務(78)は「三国のラッキョウやもみワカメといった特産と合わせ、帰省できなかった家族への贈り物として、ふるさと福井の味を楽しんでもらえれば」と話している。

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