丹羽祐一容疑者を乗せ、遺体発見現場に向かう警察車両=7月2日午前4時20分、坂井市丸岡町山口

 福井県坂井市の龍ケ鼻ダムの湖面で福井市の会社員男性(40)の遺体が見つかった事件で、強盗殺人容疑などで逮捕された元同僚の福井市、丹羽祐一容疑者(45)が、男性に約1160万円の借金をしていたことが8月12日、明らかになった。福井地検は同日、強盗殺人、死体遺棄、銃刀法違反の罪で丹羽容疑者を起訴した。

 丹羽被告は男性を殺害した後、遺体をいったん福井市南部の山中に隠したという。

 起訴内容は、借金返済を免れようと6月28日午前2時40分から同3時ごろまでの間、学習塾に勤務していた時の同僚だった男性の自宅アパート駐車場で、男性の背中を包丁で刺して自分の車内に押し込み、錐(きり)で首や胸などを何度も刺して殺害。さらに部屋から現金約308万7千円を奪ったとされる。

 同日午前4時ごろ、山中に男性の遺体を隠し、翌29日午前1時ごろに遺体をスーツケースに入れて車でダムまで運搬。同3時ごろ、ケースごとダム湖の橋から遺棄したという。

 ダム湖などの捜索で包丁や錐、スーツケースが見つかっている。

 男性の遺体は29日午後2時半ごろ、ダム湖に浮いているのを釣り客が見つけた。

 丹羽被告は当時、県内の建築板金店に勤めていた。7月1日に出頭、捜査本部が2日に死体遺棄容疑で逮捕し、22日に強盗殺人と銃刀法違反容疑で再逮捕した。

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