10月からユアーズホテルフクイが運営するホテルフジタ福井=8月11日、福井県福井市大手3丁目

 ユアーズホテルフクイ(福井県福井市中央1丁目、市橋信孝社長)が藤田観光(東京都)とフランチャイズ契約を結び、10月からホテルフジタ福井(同市大手3丁目)の運営に乗り出すことが8月11日までに分かった。

 ホテルフジタ福井は客室354室で、福井県内最大規模。関係者によると、今年満了となる建物の賃貸借契約をめぐり、再契約に向けた藤田観光と建物所有者との交渉がまとまらなかった。建物所有者が同ホテル宴会場「ザ・グランユアーズフクイ」を手掛けているユアーズホテルフクイに昨秋、ホテル運営ができないか打診したという。

 今年2月、ホテル部分(5~17階)について、ユアーズが建物所有者と5年間の賃貸借契約を締結。藤田観光とのフランチャイズ契約は6月末に締結した。契約料や賃借料は非公表。ホテルの名称は変えない。

 ユアーズホテルフクイの市橋社長は「宿泊と宴会場を一体化でき効率が良く、経営的にプラスと考えた」とし、フランチャイズ契約については「354室を高稼働率で回すための営業のノウハウが必要で、藤田観光に学んでいきたい」とする。ホテルフジタ福井の従業員の一部を新たに雇用する。5階に中華料理店、17階に日本料理店を10月新たにオープンさせる予定。

⇒ユアーズホテルフクイは5月末に営業終了

 ユアーズホテルフクイは、JR福井駅西口の再開発を控え5月末で営業を終了している。跡地一帯には再開発ビルが計画され、2023年春をめどに世界最大の米ホテルチェーン、米マリオット・インターナショナルによる「コートヤード・バイ・マリオット福井」(252室)が進出する。ユアーズホテルフクイが取得するホテル部分と同社の従業員をマリオットが活用する運営委託契約を結んでいる。

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