アルバム「演歌っていいね!」について語る五木ひろしさん=東京・赤坂の五木プロモーション

 福井県美浜町出身の歌手、五木ひろしさんが8月26日、アルバム「演歌っていいね!」を発売する。新型コロナウイルスの収束が見えぬ中、演歌界を盛り上げていこうと、後輩歌手たちのヒット曲のカバーに挑戦した意欲作。7月にリリースしたシングルも好調で「こういう状況だからこそ、元気を届けたい」と話している。

 山内惠介さんの「唇スカーレット」、純烈の「純烈のハッピーバースデー」、坂本冬美さんの「俺でいいのか」など、若手からベテランまでの多彩な13曲と自身の2曲を収めた。「先輩歌手の歌はたくさんカバーしてきたが、後輩たちの歌ばかりをカバーするのは初めて。歌いこなせるか、大きなチャレンジだった」。出来栄えに自信をにじませる。

 7月にリリースしたシングル「遠き昭和の…」は、オリコンの演歌・歌謡シングルランキングの上位と好調。2010年に発売された小林旭さんの曲のカバーで、昨秋に耳にしたとき「とてもいい歌。令和になり昭和がさらに遠くなったこのタイミングに、聞いてほしい」と思ったという。「戦争があって激動の中で、今の日本をつくり上げた。昭和はたくましい時代だった。新型コロナもみんな頑張って乗り越えましょうというメッセージも込めた」

 今年は「五木ひろし」としてデビューし50周年の節目の年。記念コンサート「ITSUKIフェス」をはじめ、さまざまなイベントを計画していたが、新型コロナの影響で延期や中止になった。

 「音楽は文化。活動していかないとつぶれてしまう」との思いから、9月に新型コロナ対策を講じた「ITSUKIモデル 弾き語りライブ」を東京・浅草の浅草公会堂で開く。「万全の態勢を取って、こういうときにしかできない、来て良かったと思える温かみのあるコンサートにしたい」と意欲を語る。

 県内でも恒例の美浜・五木ひろしふるさとマラソン、県内ルートのランナーを務める予定だった東京五輪の聖火リレーが中止になった。「古里の皆さんの期待や思いは、いつもありがたく感じている。期待に応えるためにも、新型コロナの収束を願うしかない。来年はマラソン大会を開けるようになってほしい」と話している。

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