新型コロナウイルスの感染予防について福井大学の岩崎博道教授が特別講演した「福井県鼻の日保健大会」=8月9日、福井大学文京キャンパス

 「福井県鼻の日保健大会」が8月9日、福井市の福井大学文京キャンパスで開かれ、福井大学医学部附属病院感染制御部の岩崎博道教授が新型コロナウイルス感染予防について特別講演した。感染拡大の防止策として話題に上がっているうがい薬について「うがいはそんなに大きな効果はない」と指摘し、マスク着用や手洗いの重要性を強調した。

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 8月7日の「鼻の日」にちなみ、同大が日本耳鼻咽喉科学会県地方部会と共催し、新型コロナやアレルギー疾患の対処法をテーマに開いた。市民ら約80人が聴講した。

 岩崎教授は「新型コロナの患者が他人に感染させるのは5人に1人。約8割は感染させていない」と話し、インフルエンザほどの伝播(でんぱ)はしないと指摘。国内で感染第2波が到来しているとした上で「重症例は多くなく、医療現場はなんとか持ちこたえている」と話した。

 大阪府の吉村洋文知事が感染拡大防止策としてうがい薬の使用を推奨し、ポビドンヨードという成分を含む市販薬が品薄になっている問題に関し「あまり参考にできる話ではない。うがいで飛沫(ひまつ)が飛ぶ方が心配」と否定的な見解を示した。

 感染予防には手洗い励行を呼び掛け「せっけんと流水で30秒洗えば、アルコール消毒と同等の効果がある」と強調した。

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