厚生労働省は8月7日、戦後75年となる今年8月15日の全国戦没者追悼式の詳細を発表した。新型コロナウイルスを理由として、福井など19府県の遺族が欠席する。1963年に追悼式を開始して以来、遺族や来賓などの参列者は過去最少の約600人となる見込み。昨年の参列者は約6200人だった。同省は参列できない人のためにインターネット中継を初めて実施する。

 厚労省によると、追悼式は東京都千代田区の日本武道館で開催。7日時点で、遺族は274人、付き添いは119人が参列する予定だが、今後の感染状況などで変わる可能性がある。天皇、皇后両陛下が出席されるほか、安倍晋三首相や衆参両院議長ら約200人が参列する。

 福井県からは例年、バス2台で計80人程度が参列している。今年は国からの要請で、県遺族会連合会が20人に絞って希望者を募り、13人が参列予定だった。その後、東京での感染拡大を受けてキャンセルが相次ぎ、7日に最後に残っていた3人が欠席を決めた。

 八田一以会長は「遺族は高齢でもあり、本人が不安に思ったり家族に反対されたりして欠席を決めた人が多いようだ。心から残念に思っているが、もしものことがあってはいけない」と話している。

 遺族が欠席する19府県は青森、宮城、秋田、山形、富山、福井、三重、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、島根、愛媛、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄。

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