年間休日選択制の導入で、5段階の休日数を選ぶオールコネクトの社員(同社提供)

 通信インフラサービスを取り扱うオールコネクト(本社福井県福井市栂野町、岩井宏太社長)は働き方改革の一環として、社員が5段階の年間休日数を選択できる制度を7月から試行導入した。福井県内企業では極めて珍しい制度という。ワークライフバランスの実現が目的で、休日は最大150日まで選べる。

 同社の年間休日数はこれまで、コールセンター業務や総務などは107日、ウェブデザイナーなどは120日と、採用段階で決めていた。

 多様な働き方が求められる時代の中、画一的に年間休日を決める制度では社員1人1人の年齢や生活、ライフステージに対応できないため、選択制を導入した。年ごとに変更できる柔軟な制度となっている上、社員自身が業務で最も成果を上げる環境を選ぶことで、生産性の向上にもつながるとしている。

 休日数は107日、120日、130日、140日、150日。対象は同社グループの社員とアルバイトの計780人。どんな業務でも5段階から選択でき、給与は休日数と業種に応じた基準を提示する。毎年12月に希望休日数をヒアリングし、翌1月から1年間適用する。

 7月の試行導入では半年間の休日数を選択し、約2割の161人が従来の日数から変更した。休日数を増やした30代男性社員は「新型コロナウイルスの影響で在宅勤務となり、子どもと触れる時間が増えた。父親として子どもの成長を支え、妻の家事・育児の負担を減らしたいと思った」と話した。

 新型コロナ感染拡大でテレワークが進んでおり、「何時間働いたか、どれだけ出社したかではなく、どれだけ成果をあげたかが重要」と広報担当者。同社の人事評価は実績と規律、姿勢を基準とし、年間休日を増やしても評価に影響はないという。さらに今後は報酬制度見直しや兼業制度の確立にも着手するとしている。

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