新幹線のおもちゃを贈った奥野健司さん(中)と、受け取った双子の男の子=8月1日、福井県小浜市の小浜商工会議所

 七夕の短冊に「しんかんせんのおもちゃがほしい」と書いた福井県小浜市のこども園に通う双子の願いを8月1日、京都府の男性がかなえてくれた。会員制交流サイト(SNS)で発信された双子の願い事を、男性が見つけたのがきっかけ。プレゼントを手にした2人は「とてもうれしい。いっぱい遊びたい」と目を輝かせていた。

 新幹線のおもちゃをプレゼントされたのは、4歳の双子の男の子。小浜商工会議所青年部が7月4~7日、市民から募った短冊を取り付けた七夕飾りを、同市のはまかぜ通り商店に設置。その取り組みを若狭おばま観光協会がSNSで発信したところ、京都市の会社員、奥野健司さん(35)の目に留まった。

 子どもならではの素直で純粋なメッセージに心を打たれた奥野さんは「絶対にかなえてあげたい」と7月10日ごろ、小浜市を訪れた。市内のおもちゃ屋で新幹線と新幹線の輸送車のおもちゃを購入し、同観光協会に届けた。

 小浜商工会議所青年部が短冊を書いた2人を探し当てた。

 8月1日、小浜商工会議所で贈呈式があり、奥野さんが2人に手渡した。おもちゃを受け取った2人はうれしさの余り飛び跳ねて喜んでいた。

 奥野さんは「この子たちが大きくなるころには、京都と小浜が本物の新幹線でつながっていると思う。新幹線を見て今日のことを思い出してくれると本当にうれしい」と目を細めていた。

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