4人の新型コロナウイルス感染確認を発表する福井県幹部=8月5日、福井県庁

 福井県は8月5日、新たに鯖江市の20代学生男性ら4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染の発表は4日連続で、7月以降の県内感染者は27人となった。お盆を控え、感染の広がりが懸念される中、感染経路がすぐには推定できずに調査中となるケースが見られ始めた。

 県内では7月以降、県外滞在歴のある人の陽性が判明し、濃厚接触者となった家族や同僚に感染する例が続いてきた。これに対し、8月3~5日に発表された敦賀市の3人、5日発表の鯖江市の2人については、県外滞在歴がある人から感染したとの推定が発症日の前後関係などを踏まえると成り立ちにくく、行動歴や接触者の調査が続いている。

 今後の感染の広がりが警戒される状況で、窪田裕行県健康福祉部長は5日の記者会見で「これからお盆を迎えて人の往来が盛んになる。県内にいてもウイルスと接触する危険があることを重めに感じていただく時期」と感染予防の再徹底を呼び掛けた。

 県内感染者は累計149人に上り、現在は20人が入院している。

 窪田部長は、接触者をさかのぼる調査を重ねて感染を抑えた第1波での対応を念頭に「今回も次の感染、遅くとも次の次の感染を止められるようにしていきたい」と強調。県内でも感染リスクはあるとし、手洗いやマスク着用の重要性を改めて訴えた。

 現状で県内感染の第2波を迎えているかどうかについては、窪田部長は「うまく(感染を)止めて波にならないようにしたい。今のところまだ波ではないと思っている」と述べた。

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