中南米やアジアに生息する昆虫の標本を集めた「世界のカブトムシ・クワガタ展」が8月1日、福井県の美浜町エネルギー環境教育体験館きいぱすで始まった。世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」など100種類以上あり、訪れた子どもたちは目を輝かせていた。10日まで。
夏休み企画として初めて開いた。県内で捕れた日本のカブトムシも生きたまま展示している。
40年以上昆虫標本を集め、計3万匹を所蔵する、あわら市の男性から標本を借りた。希少種の「ギアスゾウカブト」や、世界最長のクワガタ「ギラファノコギリクワガタ」、世界一重いカブトムシ「エレファスゾウカブト」などある。
この日は、収集した男性によるカブトムシとクワガタの生態や種類についての講演もあった。若狭町から家族で訪れた男児は「ヘラクレスの大きなツノと黄色い体がかっこよかった」と話していた。