フクラムの輸送人数やホームの構造を確かめる富山県からの視察メンバー=8月1日、福井県福井市の鷲塚針原駅

 富山県の高岡市や射水市などの住民でつくる「呉西地区交通まちづくり市民会議」のメンバーが8月1日、福井県のえちぜん鉄道と福井鉄道を視察した。両社の相互乗り入れ用で走っているLRV(次世代型低床車両)と通常の床の高い車両の両方を利用できる駅ホームの構造などを見て回った。

 市民会議によると、高岡駅から南へ向かうJR城端線と北へ向かうJR氷見線で、低床車両などを使ったLRT(次世代型路面電車システム)化に向けた検討が進められている。富山市はLRTの先進地として知られているが、ディーゼル車が走りホームの床も高い城端・氷見線のLRT化は高岡市民らにはイメージしづらいのが実情という。

 この日は約20人が県内を訪れた。えち鉄三国芦原線では高床と低床のホームが別々に設けられている新田塚駅(福井市)などを電車の中から視察。八ツ島駅(同)で降り、二つのホームがスロープで前後につながる構造を確認した。

 鷲塚針原駅(同)では、停車中だった相互乗り入れ車両の福鉄のフクラムを見学。3両1編成で富山のLRVより定員が多いことを確かめた。この後、福鉄福武線に乗車。水落駅(鯖江市)でパーク・アンド・ライド駐車場を視察した。

 市民会議の松本久介会長は「地元ではLRT化で乗降が不便になって、輸送人数が減るのではとの不安もある。福井の工夫を見て『やればできる』と理解が深まった」と話していた。

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