7月29日に福井県が発表した新型コロナウイルスの感染者

 福井県は7月29日、県内にある会社の同僚で福井、坂井市の30~50代男性6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染流行の第1波の後で、1日に確認された感染者としては最多。23日以降の1週間で9人が新たに感染したことを受け、県は30日にも「注意レベル」にあるとして対策を示す。

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 県によると、会社員6人は23~26日に沖縄県を旅行し、石垣島や西表島を訪れていた。石垣島で3泊したという。

 6人のうち、福井市の30代男性は無症状で、残る5人は軽症。発症が最も早かったのは福井市の50代男性で、福井に戻った26日にせきとのどの痛みがあった。ほかの4人は27、28日に倦怠感(けんたいかん)や発熱、せきなどの症状が出た。

 先に陽性が判明した4人は、濃厚接触者が計13人いる。いずれもそれぞれの同居家族で、PCR検査を行っている。福井市の30代男性は27日に出社していたことから従業員15人も検査している。無症状の男性と福井市の40代男性の濃厚接触者などは調査中。

 県健康福祉部の窪田裕行部長は「6人の仕事は不特定多数と接する業種ではない。旅行中は同じ行動をとっていることに加え、(26~28日の)ほぼ同時期に発症していることから、経由地を含め沖縄旅行中に感染したと考えている」と述べ、県内での感染の可能性は低いとの見方を示した。

 感染拡大への対応で県が設けている判断基準は2段階あり、1週間の新規感染者数がおおむね5人以上で「注意レベル」、20人以上で「緊急事態レベル」となる。窪田部長は「注意レベルは超えており、重く受け止めている」とした。累計の感染者は135人となった。

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