福井県高校野球大会準々決勝・福井商業―金津 十二回表福井商2死二塁、適時三塁打と敵失で一気に生還した玉村大季(右から2人目)=7月27日、福井県営球場

 【高校野球福井県独自大会準々決勝】福井商業18―12金津(延長12回)息詰まる戦いを執念で制した。タイブレークの十二回、福井商業は4点を奪い、なお2死二塁で打席に玉村大季。「ここで決める」。甘く来た変化球を逃さず右越えに適時三塁打を放ち、中継ミスの間に自身も本塁へ。主将の一振りで勢いに乗り、さらに2得点。計6点を勝ち越した。

 中盤までは「完全な負け試合の流れ」(川村忠義監督)。3番手で登板したエース奥村開が金津打線につかまり、六回を終え2-7と離される。しかし、ナインの目に諦めの色はなかった。

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 七回の攻撃前、玉村がベンチで訴えた。「俺たちはこんなもんじゃないだろ」。半澤慎之介、北出周吾の連続安打から、印牧蓮が強烈な適時二塁打を中越えに飛ばし、反撃の口火を切る。九回までの3回に9安打6点の猛攻。試合を振り出しに戻してみせた。「こっからだぞ」。ベンチの熱気はピークに達した。

 タイブレークで「奥村(投手)を楽にさせたかった」と主将が気を吐く。十一回にも2点適時打で食らいつく金津にプレッシャーを与えた。

 「福井商業伝統の粘りが出た。監督人生でこんなに熱い試合は見たことがない」。今春から指揮を執る川村忠義監督も興奮を隠さず、選手をたたえた。準決勝で敗退した昨夏を超える時がきた。

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