【敦賀海保日誌】かかと踏んだ靴原因…釣り中に大けが

7月のとある日の日中、福井県小浜市犬熊の防波堤で、1人で釣りをしていた男性(県外在住70代)が、消波ブロックの隙間1.5メートル下のブロック上に転落し大けがをする事故が発生しました。

事故者の男性は、当初防波堤の内側で釣りをしていましたが、あまり釣果が上がらなかったため、防波堤の外側に面する消波ブロックの上へ移動することにしましたが、男性が当時履いていた靴は、踵を踏んで脱げやすくなった状態であり、消波ブロックに飛び移った際に靴が脱げ足を滑らせたことが原因とのことでした。

幸い、事故の直前に会話をして近くにいた他の釣り人男性ら4名に発見・救助されましたが、事故者の男性は救急搬送され、病院での診断の結果、右足骨折などの重傷を負いました。

男性は、救命胴衣を着用しておりませんでしたが、転落した場所が海底に消波ブロックが敷き詰められた浅い所であったため溺れなかったこと、また、事故後の発見が早かったことなどにより、命に別状はありませんでした。

しかしながら、転落した拍子に意識をなくしてしまうと、深みではなくても溺水するなどの大事に至る可能性がある事故であり、このような事故を防止する対策として、釣り場の状況にあった適切な装備(脱げにくく滑りにくい靴や救命胴衣)を着用すること、また、その場の状況に応じて無理をしないことを心掛けることが重要です。

さらには、事故に遭ってしまったときに早期に発見されるように、防水措置を施した携帯電話を携行し連絡手段を確保すること、また、行先や帰宅時間を家族や友人などに知らせておきましょう。

単身での魚釣りの場合、他の釣り人と会話を交わすなどして、自己の存在を顕示することも良いのかもしれません。(敦賀海上保安部・うみまる)

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