客に食事を提供する加藤さん(右から2人目)と冨居さん(同3人目)=福井県福井市灯明寺3丁目の「まあるカフェ」

 地域の人々の暮らしの身近な場所で活動し、健康づくりなどをサポートする「コミュニティナース」が運営するカフェがこのほど、福井県福井市灯明寺3丁目にオープンした。世代を問わず多くの人に利用してもらい、健康や幸せについて考えるきっかけとなる場所を目指している。

 コミュニティナースは病院看護師と異なり、地域の中で活動し、人々の心と体の健康と安心を実現する人材とその取り組みの総称。ガソリンスタンドや美容室など、さまざまな場所を拠点として活動する。

 地域の人が病気になる前から関わり、健康的なまちづくりに貢献することができる。コミュニティナースの育成・普及の支援などを行う「Community Nurse Company」(島根県)によると現在、全国に約200人のコミュニティナースがいるという。

 カフェの名前は「まあるカフェ」。コミュニティナースの加藤瑞穂さん(35)と冨居ゆかりさん(31)=ともに福井市=らが運営。加藤さんによると、コミュニティナースによるカフェは全国的にも珍しいという。

 食事をしてゆっくり過ごし、客や店員との会話を楽しんでもらい、多くの人のつながりや触れ合いを後押し。健康の不安や悩みを解決するきっかけの場にしたいとする。

 森をテーマにした店内は緑や木が多く使われていて、癒やしを感じられる。メニューはパスタやスープカレーといった軽食とパンケーキなど。越のルビーやいちほまれなど地元の食材にもこだわる。

 連日約50人が来店しているといい、加藤さんは「カフェだけにとどまらず、地域にも出て交流していきたい」と意気込んでいた。

 営業は午前10時~午後5時(ラストオーダー午後4時)。金曜定休。

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