福井県内学校の通知表の配布時期

 新型コロナウイルスの影響で授業開始が約2カ月遅れとなった福井県内の小中学校のうち、3学期制を採る学校は1学期の通知表渡しを夏休み後に先送りしたり、学力評定を行わなかったり対応が分かれることが7月26日までに、各市町教育委員会への取材で分かった。永平寺町の小学校は「学力評定ができない」として1学期は通知表を出さない。全17市町の小中が授業時間確保のため夏休みを大幅に短縮しており、教育現場はさまざまな面で“異例の一年”となりそうだ。

⇒コロナ禍につづった中学生の思いは…

 県内学校は、安倍晋三首相の全国一斉の休校要請を受けて3月2日から順次、臨時休校に入った。5月中は分散登校やインターネットを活用した在宅授業を行い、約3カ月ぶりとなる6月1日に再開となったが、授業時間の確保が大きな課題となっている。

 従来の3学期制を本年度は2学期制に変更した小浜市と、以前から2学期制の福井市、あわら市、敦賀市の計4市を除く13市町のうち、勝山市、越前市、南越前町では通常通り夏休み前に通知表を渡す。

 一方、永平寺町の全7小学校は6月の校長会で、学力評定は1、2学期合わせた形で行い、通知表は2学期終了時に渡すことを決めた。長期の休校の影響で1学期は約2カ月のみとなり、同町内のある小学校の校長は「授業はまだまだ追いついていない。評定に時間を割くより、授業を最優先する」と話した。

 また、若狭町では8月1日からの夏休み前に通知表を渡すことにしているが、学力評定は行わない。高浜町では8月1~16日の夏休み期間中、池田町、おおい町では夏休み後に渡す。

 坂井市は3学期制のままだが、小学校については本年度に限って学力評定を前後期の2回とし、通知表は10月半ばと年度末に渡す。越前町では配布時期は学校判断とした。

 一方、夏休みの宿題の有無は、全市町教委が学校判断と回答。県立高校は通知表、宿題とも学校判断としている。

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