医療従事者に感謝を伝えるため、福井市内の小中学生で折り鶴をつくり一列につなげる取り組みを発案した明道中学校生徒会の執行部=7月21日、福井県福井市の同校

 新型コロナウイルス感染症の対応に当たる医療従事者に感謝を伝え応援しようと、福井県の福井市内の小中学生らが折り鶴をつくり一列につなげる取り組みを始めた。1カ月かけてギネス記録を上回る35万羽、長さ10キロ以上を目指し、募金も集めて医療機関に贈る。発案した明道中学校生徒会は「みんなで団結し世の中を明るくしたい」と意気込んでいる。

 新型コロナ禍で学校が3カ月休校し行事や大会が中止となる中、暗くなっている世の中に対し自分たちができることを休校明けに協議。密にならず自宅でもできる折り鶴づくりを発案し「想い鶴」と名付けた。

 PTAなどと実行委員会をつくり、市PTA連合会を通じて市内加盟校に参加を求めた。実行委が35万枚の紙を17日までに各校に配り、生徒会執行部は7月17日の民放の情報番組に出演し協力を呼び掛けた。

 21日は生徒会執行部の6人が昼休み中に折り鶴づくりに励んだ。生徒会長の豊岡凜汰郎さん(3年)は「医療従事者がコロナの対応を頑張ってくれている中、休校中は家にいることしかできず社会に貢献する活動が何もできなかった。『想い鶴』が苦境の中の光の象徴となれば」と話していた。

 折り鶴は8月23日に一カ所に集め一列につなげる。ギネス記録は約33万羽、長さ9・7キロだが、上回っても認定に多額の費用がかかるため申請はしない。趣旨に賛同する地域や企業の問い合わせ先は実行委事務局=メールomoiduru@gmail.com

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