福井県内で5月以降、クマの出没が相次いでいる。本年度に入り7月20日時点で、足跡などの痕跡、捕獲を含め250件超が確認され、近年と同様に多い傾向が見られる。福井県は、山に入る際に音を出しながら歩いたり、餌になるものを撤去したりするよう注意を呼び掛けている。

 本年度の月別の出没は、4月10件、5月44件、6月133件で、7月は20日時点で65件。春からこの時期にかけ、親離れした子どもや雌を求めるクマが行動範囲を広げるという。年によって出没が多い地域は異なり、今年は奥越のほか、あわら市や小浜市でも目立っている。

 県自然環境課は「クマが自ら人間に寄ってくることはほぼない」とし、登山などで山に入る時は▽早朝や夕方、雨天時など視界が悪い時を避ける▽クマ鈴やラジオなどの音を出しながら複数人で歩く―など注意を促している。

 餌となる実が少ない時は昆虫を食べるため、好物のミツバチやハチミツを求めて蜂の巣に寄ってくる可能性もあるという。餌になりうる蜂の巣や生ごみの撤去のほか、ごみは全て持ち帰るよう求めている。

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