夜空に流れるネオワイズ彗星。いさり火と相まって幻想的な景色を演出している=7月16日午後8時40分ごろ、福井県越前町から南和孝さん撮影

 空に美しく尾を引く「ネオワイズ彗星」が見ごろだ。次に地球に接近するのは5千年以上先とあって、福井県内でも多くの写真愛好家らが撮影に挑んでいる。7月26日ごろまで天候次第で肉眼でも観測できるという。

 福井市自然史博物館分館セーレンプラネットによると、ネオワイズ彗星は2020年3月、米国の探査衛星「ネオワイズ」が発見した。7月上旬に比べると徐々に暗くなっているものの、8月上旬ごろまで双眼鏡などを使って北西の低い空で確認できそうという。

 福井県越前町の写真愛好家、南和孝さん(49)は16日午後8時40分ごろ、同町から撮影した。夜空に尾を引く彗星と、越前海岸の沖に光るいさり火が幻想的な景色を演出している。南さんは「肉眼では見えなかったが、カメラに写っているのを確認すると仲間から歓声が上がった」と当時の興奮を振り返る。

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 福井地方気象台によると29日までは曇りや雨の日が多くなるが、南さんは「チャンスがあればもう一度見たい」と話していた。

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