順化小学校の校舎に移転、供用が始まった順化公民館=福井県福井市大手3丁目

 建物の老朽化に伴い、福井市立順化小学校(福井県福井市大手3丁目)の校舎への移転を進めていた順化公民館が完成し、供用が始まった。小学校と公民館の複合化は市内初で、児童と住民らが参加する伝統文化のワークショップなどが計画されている。蓮浦義広館長(70)は「児童と地区住民の交流を進めるなど、複合化のメリットを十分に生かしたい」と話し、地域コミュニティー活性化に期待を寄せる。

 順化公民館は1970年に市中央公園の敷地内に市中央公民館と併設する形で建設された。老朽化が進み、耐震性能も低いため、市は2018年3月に同校と複合化することを決めた。

 同校校舎の長寿命化改修に合わせて約2億円かけて整備を進め、20年2月末に完成。新型コロナウイルスの影響で、5月中旬から利用が始まった。

 建物は3階建てで、1階部分を公民館に、2、3階を小学校に分けた。公民館部分は約1030平方メートルで定員100人の大ホールや和室、談話スペースなどがある。調理室や会議室は同校と共用できるようにした。

 大ホールを利用するカラオケ自主グループ会長の男性(71)は「旧公民館は3階に大ホールがあったが、新公民館は1階にあるので使いやすい。建物も備品も新しくなったので気持ちよく利用できる」と満足そう。

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 同公民館は8月5日に同校児童を対象に、能楽や茶道、三味線といった伝統文化を学ぶワークショップを開くなど、世代間交流を進める。浅野尚美校長(55)は「複合化により、児童と住民が接する機会は増える。授業でも交流の場を設けるなど住民とのつながりをさらに広げたい」と話している。

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