マスクを着け対局に臨む藤井聡太七段=7月16日、大阪府大阪市の関西将棋会館(日本将棋連盟提供)

 史上最年少の17歳11カ月でタイトルを獲得した高校生プロ棋士の藤井聡太七段が棋聖戦の対局で着用していたマスクが、福井県坂井市の小杉織物が開発した「夏用涼やか絹マスク」ではと話題になっている。同社には注文や問い合わせが相次ぎ、「重要な勝負の時に使ってもらえたことがうれしい」としている。

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 藤井七段が着けていたマスクについて、テレビ画面などで確認した同社の担当者は「独自のデザイン、幅広の耳ひもゴム、市松模様があり、当社が製造しているものと思われます」とホームページ上で紹介した。

 シルクならではの着け心地や不織布フィルターを挟んだ3層構造の人気商品。同社には「同じマスクが欲しい」などの問い合わせが相次ぎ、棋聖位を獲得した7月16日午後7時から5時間ほどで300セット近くの注文が入った。

 新型コロナウイルスで社会活動が停滞し、本業である浴衣帯の注文がほとんど入らない中、苦肉の策として帯に使う自社素材を活用してマスクを商品化した。小杉秀則社長は「帯が売れずつらい時期に作ったもの。息苦しくなく、蒸れない。品質に納得して使ってもらえたと思う」と喜んだ。

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