自民党の保守系グループ「伝統と創造の会」の総会であいさつする稲田朋美幹事長代行=7月15日午後、国会

 自民党の稲田朋美幹事長代行は7月15日、会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」の総会で、保守路線を堅持する考えを訴え、自らの政治姿勢に理解を求めた。選択的夫婦別姓の議論推進や、未婚のひとり親支援に取り組む稲田氏に対し、伝統的家族観を重視する一部議員らが「変節した」と批判して別グループを結成。稲田氏は釈明文書を配布していた。

 昨年12月以来となる総会には、メンバー43人のうち24人が出席した。稲田氏は「私の政策に疑問を呈し『稲田は変わった』との意見があるのは承知しているが、気持ちはこの会の設立時と同じだ」と強調した。

 稲田氏は「ポスト安倍」を目指し、次期党総裁選への立候補に意欲を示しており、総会開催には、人心をつなぎ留める狙いがありそうだ。終了後、記者団に「私の思いを話し、理解を得られた」と表明した。だが出席者の一人は「メンバーとの関係修復は簡単でない」と話している。

関連記事