保護者用(上)と園児用(下)に分かれた顔認証システム=福井県福井市高木中央1丁目の三心わくわく認定こども園

 園舎の老朽化により福井県福井市高木中央1丁目に新築移転し、7月13日に開園した「三心わくわく認定こども園」は、来園者の顔認証と体温測定ができるシステムを導入、セキュリティー対策を強化した。同園によると、同様のシステムを備えた認定こども園は県内初という。

 導入した「顔認証サーモグラフィーターミナル」は玄関脇の壁に設置。保護者用と園児用に、高さの違う二つのカメラとモニターがある。顔を近づけると2秒ほどで体温を測定し表示、事前に登録された顔か否かを判別する。

 未登録の人物の場合は、自動ドアが開かない。体温が37・5度以上だとアラームが鳴り、職員が再度検温する。

 顔認証の登録は顔と名前のみのデータで、インターネットに接続していないパソコンで管理する。同園を運営する社会福祉法人育友会の前川光弥理事長は「新型コロナウイルスに限らず感染症は大敵。体温測定に加え、顔認証による本人確認で安心して子どもたちを守る環境ができた」と話している。

 同園は1976年開園の「さくらんぼ認定こども園」(同市高木中央2丁目)を新築移転、名称も変更した。園舎は鉄骨2階建て延べ1835平方メートルで、旧園舎の2・5倍の広さ。定員も17人増やし142人とした。

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