福井県警

 福井県内の交通死亡事故が6月以降急増している。福井県警の速報値によると、今年1~5月は9件9人だったのが、6月以降だけで8件9人。高齢者の事故や単独事故の割合が高く、県警は新型コロナウイルスの影響による長期の在宅生活で“外出慣れ”していないことが原因の一つと分析。「体調が悪いときは運転を控えるなど安全運転に努めてほしい」と呼び掛けている。

 県警交通企画課によると、6月1月~7月9日の死亡事故8件のうち7件(8人)が高齢者。5件(6人)が単独事故だった。6月中は5人が亡くなっており、6月に限れば、2008年以来の高い水準となった。外出自粛期間中は、スピード違反などの悪質違反が増加傾向で、自粛緩和による交通環境の変化も相まって、死亡事故が増えたとみられる。

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 また、6月の飲酒運転摘発件数は27件で、14件だった5月に比べほぼ倍増した。例年、7月は飲酒運転事故が多いといい、県警は警戒を強めている。

 藤田健司管理官は、7月から県内宿泊プランが最大半額割引となる県のキャンペーンが始まったことも踏まえ「行楽シーズンに入り、事故の増加が懸念される。全席シートベルトを徹底し、速度を落として運転してほしい」と話している。

 夏の交通安全県民運動が7月11日始まった。20日までの期間中、県警や県など各機関が連携し、子どもと高齢者の事故防止、全座席でのシートベルトやチャイルドシートの着用などを重点的に訴えていく。

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