今年は海開きしない若狭和田海水浴場。遊泳を控えるよう看板で呼び掛けている=7月10日、福井県高浜町和田

 新型コロナウイルス感染防止のため、町内の全8海水浴場を開設しない福井県高浜町は7月10日、売り上げが減少する事業者に、支援金最大50万円を給付すると発表した。宿泊業、浜茶屋などが対象で、複数の業種を営む事業主には最大100万円支給する。福井新聞の調べでは新型コロナの経済対策で、海水浴場の開設中止に伴う支援金は県内初。

 町は8日に本年度一般会計を1億454万円増額する専決処分を行った。財源は前年度繰越金を充てた。

 このうち支援金の事業費は7550万円。給付対象は町内に事業所がある中小企業、個人事業主。業種は浜茶屋を含む飲食サービス業、宿泊業、飲食料品小売業、駐車場業など。町は最大150件を想定している。

 7、8月の売上総額が前年比で50%以上減少した場合、減少額の20%、最大50万円を支給する。浜茶屋に加え、海水浴客を見込んだ民宿、駐車場を経営する事業者には最大100万円。

 海水浴場の開設中止が決まった6月4日の時点で、既に浜茶屋を建設し、賃借料を払った事業者にも経費を補助する。この事業には356万円を盛った。

 野瀬豊町長は10日の会見で「夏期観光事業者が減れば、来年の観光に大きな影響を与える。(支援金で)踏ん張っていただければ」と話した。

 支援金の申請受け付けは8月3日から来年1月29日まで。問い合わせは町産業振興課=電話0770(72)7705。

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