特定抗争指定暴力団の山口組と神戸山口組が対立を続ける中、神戸山口組の中核組織「山健組」に、神戸山口組から脱退する動きがあることが10日、複数の捜査関係者への取材で分かった。上納金を巡る対立が背景にある。脱退すれば、神戸山口組が分裂し勢力が大きくそがれる。捜査当局は二つの「山口組」の抗争に影響する可能性もあるとみて情報収集に当たる。

 山健組は本部を神戸市に置き、分裂前の山口組5代目渡辺芳則組長や、神戸山口組の井上邦雄組長の出身母体。2015年8月の山口組の分裂時には、神戸山口組結成の中心に。抗争で劣勢とされる神戸山口組がさらに弱体化する可能性もある。

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