マイナンバーカードやマイナポイントの申請支援のため、大津屋が各店に開設した「サポート窓口」=7月7日、福井県福井市のオレボステーション「フェニックス店」

 マイナンバーカードを活用してポイントを付与する総務省の「マイナポイント」の利用促進に向け、大津屋(本社福井県福井市西木田1丁目、小川明彦社長)は7月7日、運営するコンビニなど9店舗に、マイナンバーカードやマイナポイントの申請手続きを支援する「サポート窓口」を開設した。現時点で同社のポイントカードが県内資本で唯一マイナポイント対象となっており、9月から始まるポイント付与に合わせて独自特典も用意している。

 同社は、3月に電子マネーの「オレボポイントカード」をマイナポイントの対象決済に登録申請し、準備を進めてきた。9月1日から同社のコンビニなど各店のレジで2万円をチャージ(入金)すると、マイナポイント5千円分を付与。ポイントが付与されるチャージは1回のみのため、1万円入金なら付与は2500円分となる。併せて特典として商品券など3千円超分のクーポン集を提供する。

 サポート窓口は福井市と5月に結んだ合意に基づくもの。難しい制度への市民理解を深め、手続きや相談に訪れる市役所窓口の混乱を避ける狙い。窓口では、マイナンバーカードの取得申請やマイナポイントの利用申し込みを支援する。

 マイナンバーの通知カードと印鑑、証明写真を持参すれば、店内でマイナンバーカードの交付申請書をプリントアウトし、必要事項を記載して申請書の郵送までが可能。写真は店付近の証明写真機でも撮影できる。スマートフォンなどでの申請手続きも支援する。

 マイナンバーカード取得者にはマイナポイントの申し込み手続きをサポートする。暗証番号などは来店客自身に入力してもらうため、個人情報が漏れる心配はないという。

 窓口は各オレボステーションやエルパ、ベル(ともに福井市)のオレボキッチン、市観光物産館「福福館」などに設置し、毎日午前11時~午後4時。今月16日からは専門のスタッフを置く。

 同市によると、マイナンバーカードの交付率は6月末時点で約14・7%にとどまる。小川社長は「客と近い距離にある当社だからこそ、分かりづらいマイナンバーカードやマイナポイントについて説明できる。プラス面をPRして、ポイントカードのシェアを高めたい」と話している。

 マイナポイント事業 6月末まで実施したキャッシュレス決済のポイント還元の後継事業。9月から来年3月までの間、スマートフォンのQRコード決済で買い物したり、電子マネーにチャージ(入金)したりすると、代金の25%(5千円分が上限)のポイントを受け取ることができる。マイナンバーカード取得が前提で、ポイント付与の対象となる決済サービスを一つだけ選択できる。利用申し込みは今月1日から始まった。

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