eスポーツのプロチーム「SCARZ」の一員として全国大会で優勝した沢崎大岳さん=福井県南越前町内

 福井県南越前町在住の男性が所属するeスポーツのプロチームが、5月に開かれたゲームの全国大会で優勝した。男性は世界大会への出場を見据え県外のチームメンバーとオンラインで技術を磨いており、「もっと強くなって、世界でトップを取りたい」とさらなる高みを目指している。

 eスポーツはエレクトロニック・スポーツの略。コンピューターゲームを一種のスポーツとして腕前を競うもので、2022年のアジア大会で正式競技になることが決まっており、近年注目を浴びている。

 男性は「Otogi(オトギ)」の名で活動する沢崎大岳(ひろたか)さん(19)。高校1年生のころから本格的にゲームを始め、高い技術力を買われて今年1月、プロチーム「SCARZ(スカーズ)」にスカウトされた。同チームには、日本全国の約40人が所属している。

 今回沢崎さんが参加したのは、武器を使って戦うバトルロイヤル形式のシューティングゲーム「Apex Legends(エーペックス レジェンズ)」の大会。3人でチームを組み、生き残りをかけて他のプレーヤーと戦い合う。日本予選にはプロ、アマ含む約50チームが参戦し、SCARZからは2チームが出場した。3グループに分かれて予選を戦った後、決勝を行った。

 沢崎さんのチーム「SCARZ White(スカーズ ホワイト)」は、過去大会の優勝経験者など強豪が集う予選グループを3位で突破。20チームによる決勝では、倒したプレーヤーの数によって決まるポイントを大量に稼ぎ、総合1位を勝ち取った。

 「ただ勝ちたいという思いで、ひたむきにやってきた」という沢崎さん。チームは今年1月に開かれた全国大会でも優勝し、米国で開かれる世界大会の出場権を得ている。新型コロナウイルスの影響で開催日程は未定だが、念願の世界一を目指し、毎晩オンラインで仲間と集まり練習と反省会の日々を続けている。

 eスポーツの魅力について沢崎さんは「家にいながら友達とコミュニケーションが取れ、楽しめる。新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が多くなっているが、これを機にゲームに興味を持つ人が増えたら」と話していた。

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