山岸充氏

 10月の福井県鯖江市長選挙に出馬の意向を示していた会社経営の山岸充氏(30)=深江町=が7月3日、同市の鯖江商工会議所で記者会見し、立候補を正式に表明した。「市民一人一人が自分らしく過ごせる『全員主役』のまちづくりを目指したい」と抱負を述べた。

 山岸氏は、現在の牧野百男市長の市政で定着した「市民主役」を発展させた「全員主役」を掲げ、地域経済活性化と教育の充実を基本理念に掲げた。重点政策として西山公園周辺を軸としたにぎわいエリアづくり、経営者やクリエーター育成の仕組みづくり、創造性を育む教育などを挙げた。

 現職の牧野氏は5選出馬をいったん発表したが6月19日に不出馬を表明。山岸氏はこの直後、出馬を決めたという。「牧野市政の大事な要素は引き継ぎ、市民が経済的恩恵を実感できるような取り組みをしたい」と語った。

 山岸氏は東京都出身。京都大学卒業後、2016年に鯖江市に移住し福井県眼鏡協会職員となった。その後独立して地域事業会社を立ち上げ、企業支援や子育て中の母親の就業支援などに携わってきた。

 市選管によると、30歳の山岸氏が立候補すれば、歴代の鯖江市長選候補者で最年少となる。

 市長選には福井県議の田村康夫氏(60)=桜町3丁目=が既に出馬を表明した。鯖江市議の佐々木勝久氏(52)=熊田町=も立候補の意向を固めており、1955年以来65年ぶりに三つどもえとなる公算が大きくなっている。市長選は9月27日告示、10月4日投開票。

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