丹羽祐一容疑者を乗せ、遺体発見現場に向かう警察車両=2日午前4時20分、坂井市丸岡町山口

 福井県坂井市丸岡町上竹田の龍ケ鼻ダムの湖面で福井市の会社員男性(40)の遺体が見つかった事件で、県警坂井署捜査本部は7月2日、死体遺棄の疑いで、男性の元同僚の自称会社員丹羽祐一容疑者(45)=同市=を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。殺害もほのめかしており、捜査本部は殺人容疑も視野に調べる。

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 逮捕容疑は6月26日~29日ごろ、龍ケ鼻ダムで男性の遺体を捨てた疑い。

 捜査本部などによると、丹羽容疑者は男性が勤めていた、福井市内に本部がある塾の元同僚。1日午後7時ごろ、福井署に車で1人で出頭した。捜査本部は裏付けを進め、容疑が固まったとして2日午前4時35分ごろ、遺棄現場の龍ケ鼻ダムで緊急逮捕した。

 遺体で見つかった男性の胸などには刃物を使ったとみられる複数の刺し傷や切り傷があり、肺に達している数カ所の刺し傷が致命傷とみられる。丹羽容疑者は殺害をほのめかす一方で、具体的な方法などは供述していないという。男性の遺留品や凶器とみられる刃物は見つかっていない。

 捜査本部は、丹羽容疑者が車で遺棄現場へ移動したとみている。2人の間にトラブルがなかったかどうかや、遺棄した場所の特定、事件の経緯など捜査を進める。

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 男性は1人暮らしで、6月29日に別居する父親から捜索願が出されていた。遺体は同日午後2時半ごろ、ダム湖で釣りをしていた人が発見した。

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