オンラインで地域活性化プランコンテストを試験運用するwithのメンバーら=福井県鯖江市旭町1丁目のHana道場

 福井県鯖江市を住みたいまちにするアイデアを全国各地の学生が提案する地域活性化プランコンテストの実行委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年はオンラインで開催することを決めた。9月19~21日をメイン日程とし、運営をスムーズにするため、事前に地元住民から鯖江の現状を聞き取る日も設定した。

 コンテストは学生団体「with」や市民有志らで構成する実行委員会が実施し、今年で13回目。従来は全国の学生が市内に2泊3日で滞在し、チームごとに地域の課題を調査して活性化プランを練り上げ、最終日に審査員の牧野百男市長らに提案してきた。

 今回はオンライン開催とし、このほどwithが試験運用を行って課題を洗い出した。メンバー17人が実際の参加者役となって3チームに分かれ、市職員や地元商店主らに商店街の現状などをオンラインで聞き取った。その後グループトークでプランを練り上げ、発表した。

 その結果、実際に市内を見て歩けないため、詳しい現状が分かりにくいという課題が見えた。実行委員長の米村花さん(福井県立大学3年)は「調査を進めるほど専門的な情報が欲しくなるが、イメージがわきにくいと実感した」。

 そこで地元住民から課題を聞き取る時間を十分に確保しようと、8月末に別途、日程を設定した。実行委の事務局を務めるNPO法人エル・コミュニティ代表の竹部美樹さんは「たくさんの市民が聞き取りへの協力に名乗りを上げてくれている。デジタル機器やツールをフル活用し、オンラインでも市民の普段の様子や鯖江の課題、魅力が伝わる工夫をしたい」と話す。

 20日から参加学生の募集を始める。国内外の大学生、高専生、高校生が対象で、締め切りは8月1日。3人一組で応募多数の場合は6組を選考する。竹部さんは「全日程がオンラインなので、遠隔地の学生もぜひ参加してほしい」と期待する。

 問い合わせは平日午前8時半~午後5時15分に市商工政策課にぎわい推進室=電話0778(53)2230。

関連記事