日食グラスを使い部分日食を見る子どもたち=6月21日午後4時40分ごろ、福井県福井市の越廼海水浴場

越前岬灯台の上空で観測された部分日食=6月21日午後5時8分、福井県越前町血ケ平(減光フィルター使用)

 月が太陽の手前を横切る際に太陽の一部が欠ける部分日食が夏至の6月21日、全国各地で見られた。国内での日食は2019年12月26日以来。福井県福井市では午後5時8分ごろ、欠けた部分が最大になり、梅雨の晴れ間の天体ショーに親子らが見入った。県内で次に日食を観察できるのは10年後となる。

 福井市では午後4時6分ごろから同6時4分ごろまで欠けた。同市の越廼海水浴場では福井市自然史博物館と市セーレンプラネットが観察会を開催。親子ら約80人が集まり、貸し出された日食グラス越しに太陽を眺めた。小学5年の女子児童は「下がどんどん欠けてきた。三日月みたいになっちゃってびっくり。次に見えるのは10年後なので、ちゃんと覚えておきたい」と喜んでいた。

 越前町血ケ平の越前岬灯台一帯は薄曇りだったが、最大時は灯台先端付近にくっきりと姿を現した。海外では、アフリカからアジアの一部で太陽の外縁がリング状に見える金環日食となった。

 国立天文台によると、次に国内で部分日食が起こるのは2023年4月20日だが、九州の南部など一部地域でしか見られない。海外では、太陽が完全に隠れる皆既日食が起こる。

 全国で日食が見られるのは2030年6月1日で、北海道の大部分で金環日食となる。

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