福井県内観光客入り込み数(実人数)の推移

 福井県は2019年の県内観光客入り込み数(実人数)の推計が約1810万人で、平成以降で過去最高だった18年の1697万人を上回ったと発表した。主要観光地での入り込み数(延べ人数)は越前市の武生中央公園が最多の約142万人(33・1%増)。福井市の一乗谷朝倉氏遺跡は約106万人(46・4%増)で伸び率が最大だった。100万人以上は5カ所あった。

 県内観光客入り込み数の実人数約1810万人に対し、延べ人数は約3486万人。主要観光地でみると、1位の武生中央公園は18年9月に園内にコーヒーチェーン店のスターバックスが開店し、「だるまちゃん広場」が家族連れでにぎわったことなどから大幅に増えた。坂井市の東尋坊が約141万人で続いた。

 今回から統計対象に追加された敦賀市の海鮮市場「日本海さかな街」は約130万人だった。勝山市の福井県立恐竜博物館・かつやま恐竜の森は子どもたちに人気のテレビ番組、スーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」とのタイアップ効果や、特別展が5年連続20万人を突破するなど好評で11・6%増の約126万人だった。一乗谷朝倉氏遺跡は昨年、NHKの人気番組「ブラタモリ」で紹介され、日本遺産にも認定されたことから増えたとみられる。

 約1810万人のうち県外客は約905万人で前年比11・5%増。三方五湖有料道路「レインボーライン」山頂公園の整備や年縞博物館開館などで関西や中京からの日帰り客が増えた。

 地域別でみた来県者は関西約380万人、中京約239万人で全体の7割。次いで北陸約122万人、関東約80万人だった。

 四季別では、前年の18年に福井国体・全国障害者スポーツ大会が開催された秋(9~11月)のみ減少した。

 観光客のうち日帰り客は約1498万人、宿泊客は約312万人だった。

 県観光誘客課は「今年は新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続いている」と説明。観光地の活性化に向け「まずは県民が県内の観光地や宿泊施設を回ってほしい」としている。

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