冨田勇一氏

 JA福井県は6月16日、理事会を開き、辞意を表明していた田波俊明代表理事組合長の後任に、冨田勇一代表理事副組合長(71)=坂井市=を選んだ。7月5日の総代会後に就任する。

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 理事会は福井市の福井県農業会館(本店)で全理事55人が出席し非公開で行われた。終了後に取材に応じた田波氏らによると、冒頭で組合長辞任を申し出て、賛成多数で了承された。後任については、一部の理事から冨田氏を推薦する声が上がり、賛成多数で認められた。

 冨田氏は福井新聞の取材に「組合員のため、理事一丸となって頑張りたい。農産物販売などの経済事業を整理して、農家所得の向上に努めたい」と話した。

 田波氏はJA福井県5連会長は続投する意向を示しているが、今後の理事会で協議するという。

 田波氏の辞任を巡っては、経済事業のあり方について理事間で対立。冨田氏を含む過半数の理事が田波組合長らの辞任を求めた。役員人事を巡る水面下の調整は難航し、理事会が延期となるなど混乱した。田波氏は混乱の責任を取り、15日に辞意を表明していた。

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