全国の大学生と高校生の就職率

 2020年春に大学を卒業し、就職を希望した人の就職率は4月1日時点で前年同期比0・4ポイント増の98・0%と、18年と並び過去最高となった。厚生労働省と文部科学省が6月12日発表した。人手不足による企業の採用意欲の高さを反映し、大学生の就職希望率も77・0%と過去最高を更新した。

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 ただ新型コロナウイルスの感染拡大を受けて採用を抑制する動きが広がり、厚労省によると、今春の大卒者の内定取り消しは11日時点で87人に上る。加藤勝信厚労相は12日の閣議後会見で「来春卒業予定の大学生についても就職活動の遅れが見受けられる」と述べ、きめ細かな就職支援に取り組む意向を示した。

 一方、就職を希望する全ての高校生を対象にした文科省の調査によると、3月末現在の就職率は前年同期比0・1ポイント減の98・1%で、10年ぶりのマイナスとなったが、1991年(98・3%)、90年と2019年(98・2%)に次ぐ高水準を維持した。

 大学生の男女別では男子が97・5%、女子が98・5%だった。文系は97・8%、理系は98・5%で、いずれも上昇した。地域別で最も高いのは中部の99・3%、近畿98・9%、関東98・2%と続いた。最も低かったのは九州で95・3%だった。

 就職希望者のうち8800人が就職できなかったと推定され、厚労省は支援を続ける。大学生の調査は、国公立大と私立大計62校を抽出し、各大学が計約4770人を対象に学生を面接するなどして調査した。

 高校生は卒業生104万1827人のうち18万2634人が就職を希望。うち17万9243人が就職した。都道府県別で最も高いのは福井、富山、石川、鳥取の99・8%で、低かったのは沖縄の92・9%だった。

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