福井県庁=福井県福井市

 福井県中学校体育連盟(中体連)は6月9日、本年度の第58回県中学校夏季総合競技大会を中止すると発表した。中止は初めて。新型コロナウイルス感染症の終息が見通せないことや熱中症のリスクなどから総合的に判断した。

 上位大会の北信越大会や全国大会も既に中止が決まっており、現在の中学3年生にとって、県レベル以上の総合大会の場がなくなることになる。

 県中学校夏季総合競技大会は7月11~19日に県内各地で17競技を行う予定だった。熱中症対策として開催時期を例年より約2週間前倒ししていた。

 中止の主な理由は▽新型コロナ感染防止対策を講じたとしても部員や指導者、関係者の安全、安心の確保ができない▽8月上旬開催の可能性しかなく、熱中症の危険性が高まる▽約3カ月間の休校による練習不足でけがの危険性が高まる―としている。

 秋以降の開催や代替大会の開催については、学校行事や受験勉強などの兼ね合いで想定していない。県中体連の中屋貴義理事長は「苦渋の決断ではあるが、命には代えられない」と話している。

 県大会予選を兼ねていた7地区大会については、各地区中体連が開催の可否を判断する。若狭地区は中止を決め、今後3年生が区切りをつけられる場をつくれないか検討していくという。福井、坂井、奥越、鯖丹、南越、二州の6地区は検討中。一部の地区は、感染防止のため実施が難しい競技があり、中止する可能性が高いとの考えを示した。

 日本中体連は東海地方で8月に予定していた全国中学校体育大会の、北信越中体連は福井県内で同月に予定していた北信越中学校総合競技大会の中止をそれぞれ決めている。

 本年度は高校生の総合大会も全国総合体育大会(インターハイ)、北信越体育大会、県春季総体が新型コロナの影響で中止となっている。

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